教育学部 / 教育学科

大体大 令和5年度
教育出前講座プロジェクト

         

令和5年度の出前講座プロジェクトは、5月26日(金)より受付いたします。




「大体大教育出前講座プロジェクト」は、大阪体育大学教育学部の教員が学校の教育実践研究を支援する地域貢献の取り組みです。
各学校の校内研究や研修会での指導助言や各種講座を提供できます。
また、大阪体育大学の施設を活用することも可能です。原則として費用はかかりません。申し込みも簡単に行えますので、是非ご活用ください。
※地教委や各地区単位の研修会での講演等の依頼は、本プロジェクトの対象外です。別途ご相談ください。

対象となる学校

次の府県の市町村の小学校、中学校、特別支援学校が対象です。


  • 大阪府
    岬町、阪南市、田尻町、泉南市、泉佐野市、熊取町、貝塚市、和泉市、岸和田市、泉大津市、 高石市、河内長野市、大阪狭山市、富田林市、太子町、河南町、千早赤阪村
  • 和歌山県
    和歌山市、紀の川市、岩出市、かつらぎ町、九度山町、橋本市
申込方法
  1. 申込書をメールに添付し、教育出前講座担当者 宛に送付してください。
  2. 教育出前講座担当者から回答をお送りします。
  3. 担当教員にメールで連絡して、詳細打ち合わせをしてください。
教育出前講座担当者
  • demae.users@ouhs.ac.jp
令和5年度 講座内容
  • 各教員の研究内容をご確認いただき、講座内容一覧 をご覧ください。

講座内容一覧

▼スクロールをしてご確認下さい。

                   
教員氏名 専門分野と内容
1 石塚 真子 専門分野
 音楽教育学、民俗音楽
内容
① 日本の太鼓を楽しもう ?「つながり」にスポットをあてよう?
世界には様々な価値観を持った音楽や、音楽を通した表現のあり方が存在します。 楽器は、それぞれの民族が心地よいと感じる響きを出すために工夫されているし、音楽の伝承方法もその音楽の必然として一体となっているのです。お祭りのお囃子には、人々の頑張る姿や、生きる知恵や工夫が詰まっています。本講座では、民俗芸能の伝承方法を活かした太鼓の実技演習を行います。太鼓を楽しみながら、民俗芸能に内在するものの見方、考え方、音楽のあり方等について学びます。
(対象)小学生、中学生、高校生
(可能な形態)音楽の授業(40名まで)
※楽器については、事前にご相談ください。(楽器は原則ご用意いただきたいと思っておりますので、ご協力をお願いいたします。)

② 日本の音と楽器へのアプローチ法
日本の伝統音楽の授業づくりにおいて、どのように伝統音楽の特徴、学び方を活かすのか、講義および実技演習を行います。特に、生活の中にある身近な音具や太鼓をとり上げ、具体的な実践事例を基に、授業づくりについて検討します。
(対象)小学校?中学校?高等学校教員
(可能な形態)講義と実技演習(20名まで)、大阪体育大学で行います。

③ 共同研究
音楽教育に関する課題について、教材研究、指導方法の研究等、先生方の研究テーマに 基づき理論的?実践的な研究に取り組みます。 また、日々の音楽の授業や、校内の研究授業の指導助言等、よりよい授業づくりのため の支援を行います。
(対象)小学校、中学校、高等学校教員
(可能な形態)個人、グループ
2 岡崎 均 専門分野
 社会科教育学、ICT教育、和文化教育、歴史教育
内容
① よりよい学びのためのICT活用の在り方
一人一台の端末活用が当たり前の時代となり、「個別最適な学習と協働的な学び」としてICTを積極的に活用することが求められています。タブレット端末をどのように活用すれば、より「主体的、対話的、深い学び」への授業改善ができるのでしょうか。本講座では、子供たちの普段の学びをよりよくするために、活用するアプリケーションや授業との関係、タブレット端末活用の在り方を整理し、理論と実践に基づき講義します。
(対象)小学校?中学校教員
(可能な形態)講義と実技講習、研究授業の指導助言(10名?40名程度))

② ICTを活用した子どもが楽しく学べる社会科学習
「社会科をどのように指導すればよいか分からない。」「準備が大変。」という先生方の声を多く聞きます。社会科は社会的なものの見方や考え方を培う大切な教科です。どのように指導すれば、子供たちが探究し深い学びとなるのか。教科書やICTの効果的活用方法について、基礎的理論と授業改善への方策を踏まえながら、分かりやすく講義します。
(対象)小学校教員
(可能な形態)講義と演習、研究授業の指導助言(10名~40名程度)
3 髙宮 正貴 専門分野
  教育哲学、道徳教育学
内容
①  道徳科の授業づくり
~「多面的?多角的に考える」ための教材の読み方?学習指導過程の作り方~
「考え、議論する」道徳では、道徳的諸価値について「多面的?多角的に考える」授業づくりが求められています。そのための教材の読み方と学習指導過程の作り方を学びます。実施内容についてはお気軽にご相談ください。
参考) 髙宮正貴?杉本遼『道徳的判断力を育む授業づくり』(北大路書房、2022年)
   髙宮正貴『価値観を広げる道徳授業づくり』(北大路書房、2020年)

(対象)小学校?中学校教員
(可能な形態)講義+演習、研究授業の指導助言、教材研究、「示範授業」や「飛び込み授業」等、学校のご要望に応じます。参加人数は問いません。
4 吉田 雅子 専門分野
 英語教育学、第2言語習得論、道徳教育
内容
① 発音指導に着目した授業研究
日本のようにEFL環境では、教材がない?教員自体が自分の発音に興味がないなどの理由から、発音指導がなかなか進められない現状があります。しかしながら、使える英語を身につけるためには、流暢さ(Fluency)や正確さ(Accuracy)だけでなく、通じやすさ(Intelligibility)にも着目する必要があります。本講座では、児童生徒に少しずつ発音を意識させる方法や、授業での発音指導の扱い方について検討します。
(対象)小学校?中学校教員
(可能な形態)講義?演習(10?20名程度)

② 児童生徒が主体的に取り組む英語授業
「将来、外国に行かないから英語は必要ない」と英語学習に積極的に取り組まもうとしない児童生徒は必ずいます。しかし、近年、外国から多くの旅行者が日本に来る状況となり、日本にいても海外からの観光客と関わることも多くなってきました。普段の授業では、教科書中心の授業となりがちでも、少し「本物」体験、実際の例を用いることで、児童生徒のやる気は変わってきます。
本講座では、児童?生徒が主体的に取り組めるような授業内の「仕掛け」について、共に考え、研究していきたいと考えます。
(対象)小学校?中学校教員
(可能な形態)講義と演習 (10?20名程度)
5 吉美 学 専門分野
 教諭としての指導力を高めることに関する研究、学級経営学校力の向上に関する研究
内容
① 小学校における授業研究?校内研修支援
若手教員の増加ともない、各小学校では教科指導力、学級経営力の向上が大きな課題となっております。各小学校のテーマに応じて、授業研究におけるアドバイスや校内研修の講話を行います。(教科?テーマについては、要相談)
(対象)小学校教員
(可能な形態)指導助言?講話(20名~30名程度)
6 藤井 茂樹 専門分野
 特別支援教育、発達障害学
内容
① 発達障害?不登校?虐待等の児童生徒の支援
通常の学級に在籍するLD、ADHD、ASD の児童生徒に対する支援を、授業における全体指導、個別支援の在り方から学びます。授業の工夫と支援の必要な児童生徒の合理的配慮から検討します。また、不登校、虐待等の児童生徒の支援について具体的な事例を通して学びます。
(対象)小学校?中学校教員
(可能な形態)講義と演習(10名~30名程度)

② 交流及び共同学習の推進
特別支援学校、特別支援学級の在籍児童生徒がここ10年増加し てきています。インクルーシブ教育を推進していくためには、交流及び共同学習の推進が重要です。小中学校の特別支援学級と通 常の学級との交流及び共同学習、小中学校と特別支援学校との学校間交流、居住地交流の在り方を学びます。
(対象)特別支援学校?小学校?中学校教員
(可能な形態)講義と演習(10名~30名程度)
7 松本 直子 専門分野
 幼児教育 発達心理学
内容
① ツールを使った問題解決の方法
私たちは、日々の小さな問題から、大きな問題に 悩まされています。「あっちをたてれば、こっちがたたず。」そんな時どのように解決していますか?そんな困りごとを論理的に考えることで解決できる方法があります。この講座では、3つのツールを使って解決できる方法を学びます。
(対象)小学校?中学校?高校教員
(可能な形態)講義?演習?グループワークすべて行います。(30名まで)
8 泉谷 章仁 専門分野
 教育学 (教育行政 カリキュラム 学習評価 小中一貫教育 海外子女教育)
 教科教育学(社会科教育 英語科教育)
内容
① 小中教員でともに育てる小中一貫教育
今後、児童生徒数の減少が見込まれる中、公立小中学校においても魅力ある学校づくりが求められています。同じ校区内の小?中学校における系統的なつながりを持つ学び、教科横断的な学 びや教育活動を行うことがその一つの手立てとしてあげられます。施設一体型だけでなく、分離型での考えや取組などをアドバイスいたします。
(対象)小学校?中学校教員
(可能な形態)講義?指導助言?校内研修等、相談に応じます。
9 藤原 彰子 専門分野
 特別支援教育
内容
①  自立活動の視点を活かした教育活動の充実
自立活動が意味する「自立」とは、「児童生徒が障害の状況や発達の段階に応じて自分の力を可能な限 り発揮し、主体的によりよく生きていこうとすること」です。児童生徒一人一人の状況に対応し、主体的な取り組みを促す自立活動の視点を取り入れた教育活動について、ともに考えていきたいと思います。
(対象)小学校?中学校教員
(可能な形態)講話やグループワーク
10 蛯谷 みさ 専門分野
 国語科教育、学校経営、学級経営
内容
① 児童生徒が生き生きと学ぶ国語科授業づくり
新学習指導要領では全ての教科で「主体的?対話的で深い学び」となる授業改善への不断の努力が求められています。児童生徒にとって大切な「言葉の力」を育成するための楽しい授業づくりを一緒に考えていきましょう。
教材研究、タブレット活用授業、カリキュラムマネジメント、国語科活用学習、ワークシートのつくり方、授業における一工夫、学校図書館の活用と読書指導等について、具体的事例を紹介しながら、お話します。
(対象)小学校?中学校教員
(可能な形態)講義?演習方式、校内研修等、相談に応じます。(10名~30名程度)

② 明日も楽しみな学級づくり
児童生徒が生き生きと学び、日々学力を高めていくためには、学級は、安心して過ごせる居心地のよい場所であってほしいものです。児童生徒自らが学級づくりに参加する学級力向上プロジェクトによって、笑顔あふれる学級を実現する方法を一緒に学んでいきましょう。
(対象)小学校?中学校教員
(可能な形態)講義?演習方式、校内研修等、相談に応じます。(10名~30名程度)
11 栗田 昇平 専門分野
 体育科教育学
内容
① 体育授業における対話的な授業づくり
体育が、児童?生徒同士の身体的言語的交流を図りやすい教科であることは明らかですが、意図的な方策を取ること無しにその便益を安定的に得ることは難しいと言えます。どのような体育授業を構想し、実践の中でどのように修正していけば、対話的で児童生徒が相互に促進的に取り組んでくれるかといった観点で体育授業の在り方を検討していきます。
(対象)小学校?中学校教員
(可能な形態)講義?演習、授業研究や研修の指導?助言

② 体育、主にボール運動?球技領域の授業研究
先生方が公開される体育授業をともに参観?協議する中で、「体育科教育学」の視点から、より効果的な体育授業の在り方を探ります。ボール運動や球技領域の授業では、教材に関する知識のバリエーションが重要になってきます。この教材をやっておけば良いという万能薬はありませんが、児童生徒を観察させていただく中で、適した教材を提案させていただきます。
また、特定の教材を研修という形で先生方と共に実践するといった講座も提供できます。
(対象)小学校?中学校教員、小学生、中学生
(可能な形態)教員を対象にした講義?実技講習、校内研修等、児童?生徒を対象とした出前授業(用具、人数等は要相談)
12 土田 幸男 専門分野
 教育心理学、生理心理学、特別支援教育、ワーキングメモリーの個人差に関する研究、心理アセスメント
内容
①  教育に関わる心理学?ワーキングメモリと実行機能
日常の様々な場面に影響を及ぼす認知機能の1つであるワーキングメモリや実行機能には個人差があり、教育場面においても大きな影響を与えています。また、各種発達障害においてもこうした認知機能の問題が多数指摘されています。この講義では各認知機能の基本的な知識や個人差について学び、特別支援教育を含めた教育場面におけるワーキングメモリの影響について考えていきます。
(対象)小学校?中学校?高等学校教員
(可能な形態)講義
13 浜上 洋平 専門分野
 体育科教育学、スポーツ教育学
内容
① 体育授業を客観的に観察?評価するための組織的観察法
授業を省察し改善を試みる際、授業者または観察者の主観的な授業評価に加え、客観的なデータに基づく授業の分析?評価を導入することでその精度は著しく向上します。故?高橋健夫氏らが開発した「組織的観察法」は体育授業を客観的なデー タから分析?評価することを可能としました。
本講座では「組織的観察法」のうち「形成的授業評価」「期間記録法」「相互作用行動記録法」を取り上げ、それらの具体的なデータ収集?分析方法と研修等における活用方法についてレクチャーします。または、実際の研修等でそれらのデータに基づく指導?助言を行うことも可能です。
(対象)小学校?中学校?高等学校教員
(可能な形態)講義?演習、授業研究や研修の指導?助言

② 水泳授業の指導内容?方法と評価方法
学習指導要領の改訂にともない、小?中学校の水泳系領域の指導内容に「安全確保につながる運動」なる新たな技能内容が追加されるなど、学校体育における水泳授業を取り巻く環境は大きく変化してきています。
本講座では、教員を対象とした「水泳授業の指導内容及び具体的な指導方法、水泳授業の評価方法等について」のレクチャー、または児童生徒を対象とした「安全確保につながる運動や背泳ぎの習得につながる背浮きと簡単な背泳ぎ」の出前授業を行います。
(対象)小学校?中学校教員または児童?生徒
(可能な形態)教員を対象にした講義?実技講習、児童生徒を対象にした出前授業
14 八木 秀文 専門分野
 教育方法学(授業研究、授業論、生活指導論、学習集団論、カリキュラム論など)
内容
① 「対話的な授業づくり?学級づくり」の方途を探る授業研究
先生方が互いに公開される各教科の授業を、ともに参観?協議し、「教育方法学」の視点から「対話的な授業づくり?学級づくり」の方途を探ります。
(特定の教科に限定しません)
(対象)小学校?中学校?高等学校教員
(可能な形態)グループ協議や全体協議等/総括としての講義

② 生徒指導に関する研修
課題を抱える子どもの指導や学級経営上の諸問題についての事例を分析?協議し、問題解決の方途を探ります。
(対象)小学校?中学校?高等学校教員
(可能な形態)グループ協議や全体協議等/総括としての講義
*できれば本学学生も一緒に学ばせていただきたいので、同席する場合があることをご了承いただければ幸いです。
15 中川 一彦 専門分野
 教科教育学、初等中等教育学、算数?数学教育
内容
① 算数?数学のよさに感じる授業づくり
主体的?対話的で深い学びの実現に向けて、「子どもが算数?数学のよさに感じている気持ちをもとにして授業の展開を図る」という視点で、 算数?数学の授業のあり方について講話します。
また、校内研修などで先生方が実践される授業をもとにして、ひとりひとりの子どもの確かな学びの実現を図る授業のよりよいあり方について、先生方と一緒に考察します。
(対象)小学校?中学校教員
(可能な形態)講義?指導助言

② 授業と家庭の学びをつなぐ家庭学習ノート
学校の授業で使用するものとは別に、家庭で学習するために用いるノートを「家庭学習ノート」と言います。この「家庭学習ノート」を「学習したこと」「わかったこと」「思ったこと」の3段構成で書くことによって、子どもの学びが変容します。その子どもの学びが変容する様子について、子どもが実際に書いたノートをもとに講話します。
(対象)小学校?中学校教員
(可能な形態)講義?講話
16 神山 真一 専門分野
 教育学、理科教育、科学教育
内容
① アーギュメント構成能力を育成する理科授業
近年の理科に関する学力調査では、国内外問わず、アーギュメント構成能力の有無が問われています(国立教育政策研究所、2016)。アーギュメントの構成とは、観察?実験などを通して得られた結果(証拠)と、学習指導要領の知識?理解とされている自然事象の性質や規則性などの科学的な知識を使用して(理由付け)、自然の事物や現象についての結論(主張)のもっともらしさを言葉で説明するという学習活動です(Erduran & Jiménez-Aleixandre, 2007)。実際にアーギュメントの問題に取り組んだり子どものアーギュメントを評価したりする活動を通して、どのような授業を構想すればそのような能力が育成されるのか、演習を交えて考えます。
(対象)小学校教員
(可能な形態)講義?演習(20名~30名程度)

② 理科の授業研究
理科の公開授業を実施される学校で指導助言を行います。近年の理科授業改善に関しては,特に、子どもが学習問題を見出したり引き受けたりしたあと、どのように解決までの筋道を構想するかが注目されています。公開していただいた授業における教師や子どもの事実をもとに、その場に居合わせる者同士でこれから目指すべき授業像や表出させたい子どもの姿について共有できるような研修会をコーディネートします。必要に応じて、授業者との事前研修も行います。
(対象)小学校教員
(可能な形態)授業公開?授業事後研(20名~30名程度)

学部?大学院SCHOOL / GRADUATE SCHOOL

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